電波を遮蔽するシールドルーム内に、電波の反射を抑える電波吸収体を設置した電波無響室を鹿沼工場に備えています。電波無響室によって、不要電波やノイズを遮断することができるため、設計(理論)値に限りなく近いアンテナの製作が可能となっています。
概要
第一電波無響室 | 第二電波無響室 | 第三電波無響室 | |
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測定方式 | 遠方界測定 | 遠方界測定 | 近傍界測定 |
室内有効寸法 (幅 × 長さ × 高さ) | 4.1m × 10.0m × 3.9m | 5.0m × 16.0m × 4.4m | 8.0m × 8.0m × 7.0m |
電波吸収体 | 電波吸収体 6面貼り付け | ||
送受信間距離 | 7m | 12m | − |
電磁シールド特性 | 100kHz〜30MHz:電界100dB以上 30MHz〜1GHz:平面波100dB以上 | 0.4〜6GHz:100dB以上 | |
対応周波数 | 0.1GHz〜75GHz | 0.4GHz〜6GHz |
特徴
遠方界測定用システム
- 周波数は100MHz~75GHzまでをカバー
- シールド特性は100dB以上の減衰を実現
近傍界測定システム
- 3次元の指向性評価が可能
- 電波無響室で大型アンテナの評価が可能