電気興業株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：近藤忠登史）は、トンガ王国における早期警報システムの構築、防災体制の強化プロジェクトに参画いたしました。
【概要】
群島国家であるトンガ王国は、火山の噴火や地震に伴う津波等の自然災害発生リスクが高い環境にあります。既設中波放送設備の老朽化に伴い、受信可能範囲が不十分な事や既設サイレン設備の数量不足/動作不良等により、住民への災害情報の伝達に時間を要する状況であるため、トンガ全土における防災設備の強化が図られました。当社は、防災無線システム、音響警報システムおよびトンガ放送局の機材・施設の整備の一端として中波アンテナ設備の更新に携わりました。
【体制】
本プロジェクトは、独立行政法人国際協力機構（略称：JICA）の無償資金協力の元、南洋貿易株式会社様が各メーカーを取りまとめて実行されました。当社は各技術拠点の実績・ノウハウを生かし、中波アンテナ設備の設計、製作、現地施工を完遂しました。
【意義】
日頃の平穏な生活を急遽奪われることになりかねない自然災害は全世界共通の脅威であり、また、人の力で発生を抑えることは不可能です。その脅威の発生に対して少しでも早く災害情報を周辺の島の住民にも伝えて避難を促し、被災を最小限に抑えることは重要な意義があります。
当社はODAの目的である、平和構築やガバナンス、基本的人権の推進、人道支援等に貢献できるよう、開発途上国に対し、技術面で寄与して参ります。
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