真空炉

当社は熱処理設備および真空技術部門において、豊富な経験と高度な技術を有するドイツのALD社の技術を導入した真空炉の設計・製作を行っており、金型などの熱処理用の真空焼入炉・焼戻炉、航空機用エンジン・タービンの真空ロー付炉などの各種装置を取り揃えております。以下に加圧ガス急速冷却装置付真空熱処理炉の概要を示します。


特徴

  • 加圧高速ガス(最大9.9bar)により、被処理物を急速に冷却することが可能(N2,AR,Heなど)
  • 全周冷却タイプの炉(VKUQgr炉、VKSQgr炉)、上下冷却タイプの炉(VKNQgr炉)など、各種用途および被処理物の形状により、各種タイプの炉を用意
  • タイプにより対流加熱装置が付いている
  • マルクエンチも可能

用途

  • 真空焼入
  • 焼戻・低温テンパー
  • 時効処理
  • 真空焼鈍
  • 溶体化処理
  • 折出硬化処理 など

主な装置仕様(横型真空焼入炉)

炉タイプVKUQgr炉VKSQgr炉VKNQgr炉
サイズ(幅/高さ/奥行き)40/40/60、60/60/90、90/90/120
定格温度(真空)1300°C
対流加熱なしありあり
定格温度(対流加熱)700°C850°C
冷却方式全周全周上下(切換可)
冷却圧力1.9bar、6bar、9.9bar
マルクエンチ不可