歳晩の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
本年もステークホルダーの皆々様には貴重なご助言や温かいご支援をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
当社グループは、3 月に開示しました中長期経営戦略を推進し、「未来の当たり前をつくる企業Pioneering the future」の実現に向けて、一丸となって取り組んでおります。
世間の情勢を見渡しますと、2021 年度の上半期は、新型コロナウィルス感染症の影響により、一部の活動が制限される場面が見受けられましたものの、下半期には、感染拡大防止の措置やワクチン接種の効果もあり、営業活動や生産活動が徐々に再開されるなど、2022 年に向けて明るい兆しも見えてきております。
そのような中、当社グループの活動をふりかえってみますと、本年は、当社グループとして初めて「中長期経営戦略」を開示し、掲げた目標の早期実現に向け、スピード感を持って取り組んだ年となりました。
また、サステナビリティへの取組みの重要性についても強く認識しており、当社グループにおきましても、企業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献し、中長期的な企業価値の向上をめざすことにより、社会及びステークホルダーの皆々様に対する責任を果たすべく、「サステナビリティ基本方針」を定めました。今後、この基本方針に沿って、公正な企業活動の取り組みを進め、社会的責任を果たしてまいります。
本年 6 月に当社ホームページで公表しましたコーポレート・ガバナンスに関する課題につきましては、その後にもメディア等によるインターネット記事が掲載されたこともあり、多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。外部弁護士の補佐を受けた調査を行い再発防止に取り組んでおりますことは、公表しておりますとおりです。
これからも、情報管理体制やコーポレート・ガバナンスの改善強化に向けて、鋭意取り組んでまいります。
先般公表いたしましたプライム市場の選択と併せ、今後もご期待にお応えできるよう、更なる経営努力を進めてまいる所存です。
2022 年も DKK グループへの変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
電気興業株式会社
代表取締役社長 近藤 忠登史