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国内初、5.7GHz帯空間伝送型ワイヤレス電力伝送用無線局免許を取得

~商用利用を見据え、鹿沼工場内で5.7GHz帯無線給電システムが利用可能に~

 電気興業株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:近藤忠登史、以下「当社」)は、栃木県鹿沼市の鹿沼工場内に設置する5.7GHz帯空間伝送型ワイヤレス電力伝送システム用無線局について、総務省関東総合通信局より無線局免許を取得しました。今回の免許取得は、5.7GHz帯の空間伝送型ワイヤレス電力伝送システム用無線局として国内初となるものです。

 空間伝送型ワイヤレス電力伝送システム(WPT)は、離れた場所にある機器へ無線で電力を伝送する技術であり、工場や倉庫などにおけるセンサ、表示器、各種IoT機器への給電手段として期待されています。総務省の制度整備により、920MHz帯、2.4GHz帯、5.7GHz帯での空間伝送型WPTの利用環境が整備されてきており、920MHz帯ではすでに実運用が広がっています。

 このたび免許を取得した本無線局は、5.7GHz帯において、カメラで推定した受電側の位置に対し、高指向性のビームフォーミング技術を用いて給電を行います。また、安全面ではカメラによる人検出に加え、赤外線人感センサを組み合わせ、人の立入りを検知した場合に送電を停止する二重の停止機能を備えています。
 本無線局の免許取得により、当社鹿沼工場内において5.7GHz帯空間伝送型WPTシステムの運用が可能となりました。今後は、空間伝送型WPTの実用性と安全性の両立を図りながら、実運用に向けた検証および活用を推進してまいります。

無線局免許の概要

免許人名電気興業株式会社
設置場所栃木県鹿沼市さつき町13-4  電気興業株式会社 鹿沼工場内
無線局の種別及び局数空間伝送型WPT用構内無線局 1局
免許の年月日令和8年3月27日
通信事項無線電力伝送に関する事項
通信の相手方免許人所属の無線設備
周波数及び空中線電力5752MHz(5.7GHz帯) 32W
△今回免許を取得した無線設備

当社は、通信インフラ分野で培ってきた高周波・無線技術を活かし、今後も空間伝送型WPTの社会実装に向けた取り組みを進めることで、産業分野における省人化・効率化や、新たな給電インフラの実現に貢献してまいります。

【関連リリース】
5.7GHz帯を使用した空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの開発について(2024年6月1日リリース)

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【お問い合わせ先】 
電気興業株式会社 経営企画部 経営企画課