電気興業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:近藤忠登史、以下 DKK)は2022年11月より、従来システムと比較してトータルコストを大幅に抑えた「ローカル5Gシステム 屋外一体型gNB」(以下、本装置)の取扱いを開始いたします。本装置は、Airspan Network Inc.より供給を受けたSub6帯、SA方式(*2)に対応した無線基地局装置となります。
【屋外一体型gNBの特徴】
①コンパクトでパワフルな一体型
RAN(無線アクセスネットワーク)を構成する、下記の各ユニットの機能を、1つの筐体に実装しています。
RU:無線基地局装置(ラジオユニット)
CU:セントラルユニット
DU:ディストリビューテッドユニット
②上りの高スループットを実現
準同期方式に対応することにより、上りの高スループットを実現しました。
③シンプルなネットワーク拡張性
ネットワークを追加したい場所にgNBを設置するだけで、シンプルにネットワークを拡張できます。
④豊富なアンテナで柔軟なエリア構築
DKKローカル5G Sub6帯アンテナ製品(11機種)と自由に組み合わせて、屋外における柔軟なエリア構築が可能です。
【今後について】
屋外一体型gNBはスモールスタートのローカル5Gシステムとしてお客先にとってより導入し易くなり、ローカル5Gがさらに身近で活用できるものに変わりつつあります。また、屋外一体型gNBは弊社工場で既に導入されている屋内向けのローカル5Gシステムの拡張版としての設置も計画しており、屋内外における幅広いユースケースの提供を目指します。
弊社工場はオープンラボとしての活用も可能となっており、工場見学も随時受け付けておりますので、見学をご希望される企業様はお問い合わせお願い致します。
*1 gNB:next Generation Node B。5Gにおける無線基地局。
*2 SA方式:Stand alone方式。5G専用のコア装置と無線基地局を組み合わせて使用する方式。
PDFは、以下リンクよりご覧いただけます。