電気興業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:近藤忠登史)は、日本工業出版株式会社が発行する月刊誌「クリーンエネルギー」(※1)2024年6月号(6月10日発行)に、当社が注力している「バイオメタノール燃料電池」に関する取り組みが掲載されたことをご案内いたします。
当社は2018年より地球環境にやさしい製品として、「メタノール改質型燃料電池(Reformed Methanol Fuel Cell:以下、RMFC)の販売を行ってまいりました。そのような中、世界的なカーボンニュートラルの高まりから、より環境貢献を推進するべく、このRMFCに「バイオメタノール」の適用を実現したことは既報(※2)の通りです。
これらの取り組みが「クリーンエネルギー」に以下のように掲載されましたので概要をご紹介いたします。
【表題】:バイオメタノール燃料電池でのカーボンニュートラルへの貢献
【著者】:山形 建二・中本 康史・吉田 稔・長島 康明
【概要】:
・当社が現行販売しているRMFCの特徴は下記の通り
①法規的に輸送や備蓄の規制を受けない濃度(59.5重量%)に希釈されたメタノールを用いる
②燃料がある限り連続発電が可能
③騒音は家庭用空調機の室外機並みで、排気ガスは二酸化炭素と微量の水蒸気のみで非常にクリーン
・より環境に配慮したものとするため、バイオメタノールを輸入し、現行のメタノール(化石燃料由来)と同様に国内希釈メーカーでRMFC用の燃料に希釈。適合性確認試験を実施し、現行のRMFCで良好な結果を得た
・当該バイオメタノールは当社で注文を受け、希釈工場から直接エンドユーザーに配送し、全国に販売可能
・当社では主要部品の長寿命化、コンパクト化、メンテナンス性を向上したRMFCの新型機を開発中で2024年度中に販売開始予定
・さらに、可搬性に優れた小型のダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)も2024年度中に販売開始予定 ・環境貢献、有事への備えとしてのバイオメタノールとRMFCおよびDMFCの普及と拡販に努める
※1 月刊誌「クリーンエネルギー」はクリーンエネルギーに関する技術情報を提供し、エネルギー問題の広い視野から経済性・環境保全・技術課題を解説する「環境と産業経済、共生のための専門誌」です。
※2 2023年12月25日当社リリース
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