第二新卒はやめとけはウソ?やばいと言われる理由や転職のコツを解説!

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第2新卒やめとけ
  • 第二新卒はやめとけは本当?
  • 第二新卒がやばいと言われる理由は?

結論、第二新卒はやめとけと言われる理由は、転職側と採用側からの両方の意見があります。

本記事では、第二新卒はやめとけと言われる理由や転職のコツ、第二新卒におすすめの転職エージェントなどを解説しています。

最後までご覧になれば、第二新卒でも転職に成功できるでしょう。

目次

第二新卒とは?

第二新卒とは、おおむね学校卒業後3年以内の人を指しますが、明確な定義はありません。

また、厚生労働省によると既卒者は「学校卒業後に就職する者以外で、35歳未満の者」としています。

よって、第二新卒も広義の意味では既卒となります。転職市場では就業経験があれば、第二新卒と呼ばれることが多いようです。

なお元々、新規学卒者の採用枠(以下新卒枠)で既卒者を募集する企業はありました。

2010年には新卒枠での応募条件として卒業後2〜3年以内の既卒者も含めるとした企業が12.0%でしたが、2014年には51%に増加(※1)。

2023年の労働経済動向調査では、70%の企業が令和4年度新卒者枠に既卒者を応募可能としていました。

このような背景があり、既卒・第二新卒は新卒枠と同じように就職活動できるのが一般的となっています。

※1 参考:若年者雇用を取り巻く現状(厚生労働省)

新卒・第二新卒・中途の違い

では新卒や第二新卒、中途採用の違いはどういった点でしょうか?

結論、「即戦力となるかどうか」です。

第二新卒と中途採用では実務経験の有無が大きく異なります。

採用枠 定義 企業が求めるもの
新卒 学校新規卒業者 熱意・意欲
第二新卒 学校卒業後3年以内の就業経験者 熱意・意欲・実務経験
中途採用 既卒、第二新卒以外の就業経験者 実務経験・行動力・コミュニケーション力

企業が人材に求めているものがそれぞれ違います。

中途採用は実務経験があることを前提としているため、即戦力が期待されるのです。

一方で第二新卒は新卒と同様にポテンシャル採用、企業の中核を担うコア人材として期待されています。

3年以内の離職者が3人に1人と言われる現代において、第二新卒は若くて未来のある人材です。

企業にとって貴重な存在といえるでしょう。

「第二新卒はやめとけ」と言われる理由

第二新卒はやめとけと言われる理由を転職者と企業側、2つの視点から解説します。

  • 転職者から見た第二新卒はやめとけと言われる理由
  • 採用企業から見た第二新卒はやめとけと言われる理由

転職者から見た第二新卒はやめとけと言われる理由

労働経済動向調査によると、第二新卒(既卒)を新卒枠として扱っていない企業が3割存在します。

そのため人気の高い大手企業をはじめ、第二新卒では希望する企業へ就職できない場合があります。

SNS上では、新卒で大手企業に入るのがよいという意見もありました。

また別の調査では、第二新卒の3人に1人が「就職活動に苦労している」と回答しています。

よって新卒で大手企業への就職を逃すと厳しい、転職活動は甘くはないという意見が「第二新卒はやめとけ」と言われる理由でしょう。

とは言え、第二新卒を新卒枠に含めて募集している大手企業もあるので、うのみにするのはよくありません。

事実と解釈を切り分けてしっかりと判断しましょう。

採用企業から見た第二新卒はやめとけと言われる理由

第二新卒は新卒より実務経験を求められる傾向があります。

そのため短期離職の場合、アピールできる実務経験がないと新卒より厳しい目で見られるでしょう。

最低限の社会人マナーや業界の知識がない場合、就職が厳しくなる可能性があるため注意してください。

企業にとって第二新卒は「また早期退職するのではないか」という点が1番の懸念材料です。

新卒で就職した企業を辞める理由はさまざまだと思います。

実際に会社に入ってみて働いてみないと、会社の風土や職場環境はわからないものです。

しかし、第二新卒の採用を考えている企業は中核を担い長く働いてくれる人材を探しています。

そのため「短期間で離職した」というイメージを払しょくし「また新たに前向きにチャレンジする」という意気込みを見せることが大切でしょう。

第二新卒が重宝されるケースもある

第二新卒が重宝されるケースももちろんあります。

第二新卒=価値がないわけではありません。以下で詳しく解説します。

  • 少子化により若手人材は貴重
  • 経験によっては即戦力が期待できる

少子化により若手人材は貴重

新卒と既卒の割合

引用元:未来人材ビジョン(経済産業省)

人生100年時代。少子高齢化により、日本の労働環境は50年近く働く時代が来ています。

30年間で18歳以下は半分程度の100万人になりました。

よって、第二新卒は若い労働力として企業にとって貴重です。

また新卒採用にこだわらず、今後5年程度をめどに既卒採用を検討している企業も増えてくると予想されます(上記画像参考)。

ほかにもマイナビが行った調査(※1)では企業規模に関わらず、3割の企業が中途で未経験者の採用に積極的との結果も出ています。

このように第二新卒は貴重な人材として、今後も積極的に企業の採用が進んでいくものと予想できそうです。

※1 参考:中途採用状況調査2023年版(2022年実績)

経験によっては即戦力が期待できる

企業は新卒より第二新卒に即戦力を期待しています。

3年以内に離職したとしても、少なからず業界の知識や基本的な仕事の進め方など、社会人

としてのマナーも身に付いているでしょう。

例えば、営業経験がある方が同業種へ転職を考えた場合、

  • 既存顧客との関係性の維持
  • 顧客開拓や新規取引の獲得
  • 数字や目標の達成プロセス
  • コミュニケーションスキル

など、短期間でも仕事のノウハウや基本的な流れなどを経験していれば、即戦力として活躍できる可能性が高まります。

すでに一度企業で働いた経験があるため、業界や職種に関する基本的な理解やスキルを活かせるでしょう。

第二新卒の採用も積極的な大手企業一覧

第二新卒の採用が積極的な企業大手人気企業は以下の10社です。

企業名
トヨタ 任天堂
ソニー リクルート
楽天 ファーストリテイリング
パナソニック ヤフー
アマゾンジャパン 全日本航空(ANA)

このように第二新卒で大手企業へ応募可能です。

若い人材確保のため、企業の採用枠は第二新卒・既卒を含める流れは今後も続くでしょう。

企業の存続のためにも、将来を見越した人材確保の争奪戦がすでに始まっているのです。

「大手=新卒でしか入れない」という常識は今後も変わっていくでしょう。

大手が第二新卒を採用するメリット

大手企業が第二新卒を採用するメリットは大きく分けて2つです。

  1. 新卒と同じようにポテンシャルや柔軟性が期待できる。
  2. 新卒より教育コストを抑えられる

企業は若い人材の可能性に期待しています。

実務経験を期待している部分は少なからずありますが、短期間であれば身に付けているスキルは企業側も見抜いています。

それよりも、もっと長期的なメリットを考えて第二新卒を採用しています。

例えば、

  • 若くて経験が少なく、他の企業風土に染まっていない分、扱いやすく教育しやすい。
  • 新卒とほぼ変わらない年齢のため、コア人材として企業での活躍が期待できる。
  • 熱意も意欲もある。
  • 異業種であっても社会人マナーなど一通り研修を終えていれば、教育コストがかからない。

このように大手企業はメリットを考えて第二新卒の未来に期待しており、人材獲得に積極的です。

新卒のみの採用にこだわり、人材不足によって企業存続が危ぶまれれば論外です。

規模が大きい大手企業であっても人材確保は今後の経営課題として重要項目でしょう。

よって採用常識も刻々と変化しているため、第二新卒だから大手に就職できないというのは間違いです。

第二新卒に求められる条件

採用選考の重要項目

引用元:厚生労働省

企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査によると、第二新卒に求められている条件は新卒同様、熱意と意欲、コミュニケーション能力などです。

また「キャリアアップ志向」を新卒より求めている企業が多いこともわかります。

就業経験がある第二新卒には、明確なキャリアアッププランを望んでいるか、長期で企業に貢献してくれるかを重視しています。

しかし、大多数の企業が仕事における熱意や協調性などの「取り組む姿勢」を求めているのが大前提です

熱意や意欲はすべての仕事における重要な土台です。

そのため就業経験を活かして、再度挑戦する姿勢を見せれば、第二新卒が理由で就職が不利になることはないでしょう。

第二新卒で転職しやすくなるためには

第二新卒で転職しやすくなるためには、事前対策と適切なアピールが必要です。企業が何を求めているかは前述した通りですので、以下を参考にしてしっかりと戦略を練りましょう。

  • 転職理由を明確にする
  • 自己分析を徹底する
  • 中長期のキャリアを考える
  • 熱意・意欲・コミュニケーション能力をアピールする
  • 転職エージェントを活用する
  • 内定が決まってから転職する

転職理由を明確にする

短期で離職する(した)としても、転職理由を明確にして、必ずポジティブに言い換えましょう。

なぜなら企業は「採用してもすぐに辞めるのではないか」と不安を感じているからです。

そのため転職してどうしたいのか、どういう風に活躍して、企業に貢献したいのかを明確に説明できるとよいでしょう。

例えば、

  • 業界や職種において専門的スキルを身につけて、さらに成長したい。
  • 挑戦を恐れない性格を活かして、さまざまなプロジェクトに携わりたい。

など就業経験での実績や具体的なエピソードを交えたうえで、将来の展望や熱意を語れれば、なおよいでしょう。

現職から逃れたいことを理由にした転職はNGです。同じく短期離職となる恐れがあるので注意してください。

再度挑戦し自分を成長させ、そのうえで企業の売上、成功に貢献する姿勢を見せることが大切です。

自己分析を徹底する

自己分析しないまま再度転職した場合、自分が望んでいた職場とは違い理想と現実のギャップに苦しみまた退職する可能性が出てきます。

そうならないためにも、就業経験から学んだことをもとに以下を洗い出し、自己分析を行いましょう。

例えば、

  • 退職する(した)理由…休日や残業、人間関係、希望部署へ配属されなかったなど。
  • 就業経験で学んだこと…実績として何があるか、どんな姿勢で取り組んだか、経験して感じたことを次にどう活かすか。
  • 自分の強みと弱み…就業経験でわかった得意なこと、苦手なことなど、強みを伸ばし、弱みを克服するために今後どうするか。
  • 将来のビジョン…どういう働き方をしたいか、チームをまとめるマネジメント、専門性を磨いてトッププレイヤーになるなど。

自分が仕事に望んでいるもの(休日や残業の有無、給与や成長できる職場環境など)が必ず誰しもあるでしょう。

過去の体験と現状感じていることや、今できることから将来のビジョンを決めてください。

そうすれば、今後どういう働き方がしたいかが見えてくるでしょう。

中長期のキャリアを考える

企業は長期で働いてくれる人材を求めています。中核を担ってくれる人材に育つことを期待しているからこそ、第二新卒に価値を感じているのです。

そのため、自分が転職して中長期的にどうしたいか、どうありたいかが重要です。

自己分析からわかった強みを交えて描くキャリアプランもよいでしょう。

例えば、

    • 営業職として、クライアントの開拓、営業チームのリーダーシップ、戦略的な提案、国際的な市場への進出、新規事業の立ち上げに関わりたい。
    • ITエンジニアとして、専門スキルを向上させプロジェクトリーダーとして活躍。システムの設計や研究開発に参加し、企業のイノベーションに貢献するなど。

    目先の仕事だけでなく、3~5年以上の中長期でどういう働きをしたいか、企業のビジョンと一致しているかも大切です。

    そうすれば、しっかりキャリアを考えた転職を望んでいると企業に印象付けられるでしょう。

    熱意・意欲・コミュニケーション能力をアピールする

    仕事のもっとも大切なスキルが「熱意・意欲・コミュニケーション能力」です。

    どの業種、職種にも求められる立派なスキルです。仕事に対する姿勢は普段の言動に必ず現れ、結果に結びつきます。

    だからこそ企業は第二新卒にも熱意を求めています。

    また、京セラKDDIの創業者「稲盛和夫」氏や日本ソフトバンクの創業者「孫正義」氏も仕事には情熱が重要だと語っています。

    このように熱意や情熱が仕事を進めるうえでの原動力となることは間違いありません。

    そして熱意や意欲のほか、コミュニケーション能力があればなおよいでしょう。

    課題を見つけ、周りの人を巻き込み、企業を引っ張っていく人材がどの企業にも求められています。

    転職エージェントを活用する

    転職エージェントは、希望条件にあった求人案件の紹介や職務経歴書の添削や面接対策など、転職をサポートしてくれるサービスです。

    初めての転職活動となる第二新卒にとって不安や疑問が多いものですが、転職のプロの力を無料で借りられるのでおすすめです。

    例えば、

    • 転職エージェントには総合型と特化型の大きく分けて2つあり、業界に精通しており、独自の非公開求人を持っている。
    • 企業の内情に精通しているため、人材と企業のミスマッチが起きにくい転職ができる。
    • キャリアアップの相談など、転職のプロの目線からアドバイスがもらえる。

    明確に希望する企業が決まっている方には向きませんが、第三者の意見や相談したいことがある方におすすめのサービスです。

    ただし、担当者によっては当たり外れがあるため、複数社に登録して利用するのがおすすめです。

    内定が決まってから転職する

    20代の若者向けに就職/転職活動に関する実態調査

    引用元:UZUZ

    第二新卒に限ったことではありませんが、転職を検討している場合、内定が決まってから転職しましょう。

    現職をいち早く辞めたいとしても、すぐ転職先が見つかる保証はありません。

    実際、離職してから就職活動に苦労している第二新卒は半数以上いますので、計画的に転職活動をしたほうがよいでしょう。

    内定が決まらなければ収入が途絶えてしまうほか、就業の空白期間ができると、計画性がない印象を企業に与えかねません。

    よって勢いだけで辞めるのは危険です。

    また転職活動は最低でも3ヶ月~半年の期間が必要となります。

    そのため、第二新卒での転職を検討している場合は、早めに行動しましょう。

    第二新卒におすすめの転職エージェント

    第二新卒におすすめの転職エージェントを解説します。総合型の大手のサービスを紹介しているので、とりあえずすべて登録してみるのもおすすめです。

    利用料は無料で、複数登録が可能です。さまざま求人案件を比較検討しながら理想の転職を叶えましょう。

    • リクルートエージェント
    • doda
    • マイナビエージェント

    リクルートエージェント

    リクルートエージェント

    引用元:リクルートエージェント

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    第二新卒やめとけによくある質問

    第二新卒辞めとけに関するよく質問として、

    • 第二新卒は大手の転職は無理?
    • 第二新卒の就活は甘い?厳しい?

    について解説します。

    第二新卒は大手の転職は無理?

    問題ありません。新卒と同じように企業はポテンシャルや熱意を期待しています。

    中長期でのキャリアプラン、熱意や意欲をアピールできれば転職は可能です。

    第二新卒の就活は甘い?厳しい?

    離職した第二新卒の約半分が転職に苦労していると感じています。

    在職している場合でも3人に1人以上は苦労していますので、転職活動は甘くはないでしょう。エージェントを利用するなど対策が必要です。

    まとめ:第二新卒は若い人材として貴重なため転職できる!

    現状、3人に1人が第二新卒の時代ですので、とくに珍しくありません。

    少子化や働き方の多様化などにより、企業の人材確保は今後の経営存続の大きな課題です。

    第二新卒は、これからの日本社会を担う若い人材として貴重です。今後も少子化は続くため、この事実は変わらないでしょう。

    よって「第二新卒は転職できないからやめとけ」は間違いです。

    明確なキャリアプランを持って、熱意をアピールできればきっと就職はうまくいくでしょう。

    また転職活動する場合は、企業が求めているもの、自分が仕事に求めているものをしっかりと把握し、戦略的に行動しましょう。

    目次